認知症の診断・治療・医療や看護・介護をはじめ、
認知症に対する理解を深めるための研修活動などを開催し、
ご本人様とご家族様の生活を支えるための基盤づくりを支援しています。
- センターの役割
- 専門医療相談
- 鑑別診断及び診断に基く初期対応
- 周辺症状及び合併症への急性期対応
- かかりつけ医などへの研修会の開催
- 認知症疾患医療連携協議会などの開催
- 認知症に関する啓発活動
専門医療相談
認知症疾患医療センターでは、認知症に関する専門知識を有するスタッフを「相談担当」として配置し、ご家族様や医療機関からの認知症に関する医療相談をお受けしています。
受診や入院についての相談だけでなく、認知症に関する様々な相談を無料でお受けしておりますので、お困りの事がございましたら、お気軽にご相談ください。来院での面接相談または専用電話にて対応いたします。
※来院での面接相談をご希望の方は事前にお電話にて予約をお取りください。
鑑別診断
鑑別診断では、認知症の専門医による診察と、認知機能検査、画像検査などを行ないます。そして認知症の有無、原因疾患、重症度の評価に加え、生活障害、行動心理症状、介護状況などを評価し、診断に基づいた治療と認知症ケアの相談をさせていただきます。予約制ですので、お電話にてご予約ください。
- 受診に関するお願い
- かかりつけ医の先生がいらっしゃる場合は、紹介状の作成をお願いしております。
受診時にはその紹介状をご持参の上、お越しください。
受診の流れ
受診の予約方法
まずは、お電話にてご連絡ください。(外来・入院)
- 認知症疾患医療センターへお電話ください。
- お電話口にてケースワーカー(精神保健福祉士)が30分ほど病歴・生活歴の聞き取りをいたします。
※ご希望の方は面接でもご対応いたします。 - 受診日時を調整して決定します。
受診日当日
当日は、予約時間の30分前にご来院ください。
- 受付票にご記入いただき、紹介状や画像データなどをお預かりします。
- ケースワーカー(精神保健福祉士)が、当日のご様子についてご本人様やご家族様からお話を伺います。(10分程度)
- 公認心理師による認知機能検査、CT撮影による頭部画像検査などを実施します。
- 診 察
- 診断や治療方針を選定し、ご本人様やご家族様にご説明いたします。
関係機関との連携
認知症疾患医療センターでは、関係機関との情報共有を図り、医療・福祉・介護の支援に結び付けていきます。
また、関係機関との研修会や事例検討会、医療連携協議会を通して、医療と介護の連携や課題についての検討も行なっています。
鑑別診断後は、すべての治療を認知症疾患医療センターで担当するのではなく、かかりつけ医の先生と連携を図り、日常の診療は、かかりつけ医の先生が担当することが基本となります。
認知症疾患医療連携協議会などを開催
地域の保健医療、福祉、地域包括支援センター及び介護事業所などの介護関係者の方々を中心に地域医療連携協議会の開催に取り組みます。
(写真:認知症疾患医療連携協議会の様子)
かかりつけ医などへの研修会開催
地域において、かかりつけ医などへの認知症対応力の向上をはかるための研修会などや、一般・家族などを含めた認知症サポーター養成講座を開催をいたします。
(写真:研修会の様子)
認知症に関する啓発活動
各種媒体にて認知症に関する知識の普及、センターの周知、情報発信に努めます。
(写真:常澄圏域事例ポスター展示発表会の様子)