脳のダメージから起こる病気「認知症疾患」

認知症とは、単なる「もの忘れ」とは異なり、認知機能が徐々に衰え、日常や社会生活に支障をきたしている状態です。「アルツハイマー型認知症」「レビー小体型認知症」「前頭側頭型認知症」などが代表的で、現代では85歳以上の3人に1人がかかると見込まれています。

症状の例

  • 暴言・暴力がみられるようになった
  • 会話が理解できない
  • 好きだったことへの興味や関心がなくなった
  • 身なりを気にしなくなった
  • 同じ事を何度もたずねてしまう
  • 慣れている場所で道に迷った

主な疾患

アルツハイマー型認知症
新しいことが記憶できない、思い出せない、時間や場所がわからなくなるなど、生活に支障が出る認知障害が徐々に進行する。
レビー小体型認知症
認知能力に良い時と悪い時の差が目立つ。体や表情が硬くなる、手が震えるなどの運動症状や、実在しないものが見える幻視があることも。
前頭側頭型認知症
ルールを守れなくなったり、自己中心的な行動してしまうといった性格変化や行動異常が目立つようになる。別名「ピック症」とも言われる。

当院の治療方針

茨城県指定の「認知症疾患医療センター」として、
ご本人様やご家族様が安心して生活していただけるよう支援します。

「認知症疾患医療センター」とは、認知症の診断・治療、医療や介護の相談、及び認知症の理解を深めるための研修活動や普及啓発も行なう専門の医療機関です。当院は県央地域における認知症治療の拠点として、2017年4月から茨城県の指定を受けています。
当院は茨城県指定認知症疾患医療センターとして、専門医が総合的な診断と評価を行ない、それらに基づいた治療と生活状況に応じた看護や介護を、ご本人やご家族の皆様とともに考え、地域全体で生活を支える基盤づくりを支援します。

「認知症疾患医療センター」
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