サピエンス全史＋ホモ・デウス　ユヴァル・ノア・ハラリ著

ユバル・ノア・ハラリは最近売り出し中で、NHKスペシャルでも取り上げられたイスラエルの歴史学者です。1976年生まれですからまだ46歳。オックスフォード大学で軍事史を研究しヘブライ大学で教鞭をとっています。

彼の最近の著作「サピエンス全史」と、その続編といえる「ホモ・デウス」をご紹介します。ハラリは、この2著作で、ヒトの社会的脳の機能が基盤となって、7万年前の認知革命（象徴の発見と芸術）、1万年前の農業革命（農業の発見）、そして17世紀の科学革命（科学の発見と宗教からの離別）が次々にが起こり、現代のアントロポセン（人新世）に至り、これから生物・情報工学により現代社会構造は終焉へと至る、と予言しています。ヒトの歴史を眺め、そして、これからの行く末を考えるよすがにお読みになってはいかがでしょう。